009263 ランダム
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*ぽぽちゃんに会える日まで*

*ぽぽちゃんに会える日まで*

初めての妊娠&流産

結婚式をして、新婚旅行をして、旦那さまの仕事がひと段落した2005年6月。
ぽぽ'sファミリーの楽しい家族計画の始まりでした。
それまで半年基礎体温をつけてきて、大体の排卵日(らしきもの?)も分かってたから、みごと2ヶ月目の仲良しで大成功!!
旦那さまには「うそつき!」と言われたほどあっさり命を授かって、
イヤイヤすごい確率なんだってば(^_^;)と話したことをいまだに憶えている。

初めての産婦人科に戸惑いながらも、ぽぽちゃんの袋をみせてもらった時の感動は忘れない。
自分のお腹に宿った命。
大好きで一緒になった人とのかけがえのない命。
この時ほど自分が愛おしかったことはなかった。
毎日でも病院に通って、ぽぽちゃんの成長を見守りたかった。

6週に入り、心拍も確認できたのでひと安心。
予定日は2006年4月10日頃かなぁとか考えていた矢先の2005年8月下旬 夜に茶色い出血あり。
ただただ信じられなくてビックリして、旦那さまが寝ているベッドで泣きじゃくる。
5年ほど知っている旦那さまの涙を見たのはこのときが初めてだった。
とにかく安静にして翌日病院へ・・・
初期の茶色い出血はよくあることと助産婦をしている友人にアドバイスをもらっていたし、翌朝には出血していなかったので、少し不安を残しつつも診察を受ける。
ぽぽちゃんは2cmにも満たない袋の中で命の灯を消していました。
ママはずっとずっと一緒にいたのに、ぽぽちゃんが亡くなってしまったことに気づいてあげられなかった。ごめんなさい。。。
体調もほとんど変わりなかったから、ぽぽちゃんがママのお腹にやってきてくれた自覚もほとんどないまま、もう心臓動いてないねと言われても・・・全然信じられなかった。
自分のことに思えなかった。

後日改めて旦那さまと病院を訪れる。
初めてのぽぽちゃんとの対面をこんな形でさせたくなかった。
本当に申し訳なかった。
結果は先日と変わらずで、流産手術の日が決められた。
でもその日の夜から出血が増えはじめ、鮮血へと変わり始めていた。
できることならぽぽちゃんとずっといたいのに・・・
自分の身体がぽぽちゃんを排除しようとしているのが辛かった。

そして2005年9月1日 生理痛のものすごいのがきはじめて、耐えられなくなって病院へ。
エコーを見た時にはぽぽちゃんの袋はありませんでした。
手術を待たずに子宮がぽぽちゃんを追い出してしまった。完全流産でした。
先生が膣の中に残っていましたとぽぽちゃんの袋を見せてくれた。
ほんの少し前まで、その袋の中で心臓が動いていたのを見ていたのにね。
元気だったのにね。お空へ旅立ってしまったね。

その日からママとパパは本当によく泣くようになりました。
悲しいけれど、ほんの少しの間ぽぽちゃんがやってきて、パパとママに幸せを与えてくれたのには理由があるんだと言い聞かせて、
パパとママは新しいぽぽちゃんがやってきてくれる日を待っています。
それでも初めてのぽぽちゃんはあなただけだよ。
ずうっと忘れない・・・


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